今月の漢方
漢方の本領ー「瞑眩(めんげん)について」その4
現代の漢方界では、この「瞑眩(めんげん)」というものについて、どういう訳か、あまり取り上げられることが少ないと思いますが、この「瞑眩」こそが、漢方医学の本領であり、強調して言うなら実に「東洋医学の精華」であります。「瞑眩」を経験して良くなった患者さん(お客様)は、まず、例外なく漢方ファンになります。いずれまた、たくさんの古人の例を引き、また私の処方にての実例をまじえて一文を草したいと思います。
それにつきましては、まず、私の半生における漢方修行生活など、思い出話などから入る方が、肩も凝らないでよろしいかと思いますので、次回は「漢方思い出話」とさせて頂きます。 続く