千葉県香取市のオガワ薬局は、明治19(1886)年に創業。
明治22年には薬剤師免許を全国第2号で所得しております。
薬局開局以前も江戸時代後期より四代約100年にわたる江戸と佐原での漢方医師開業の歴史を有し、
230年以上代々医薬の道を歩んで参りました。
先祖伝来の伝統漢方医学の知識経験と現代最新医学薬学の知識とをベースに
皆様方の健康のお役に立てますよう、これからも進化を続けて参ります。
漢方薬とは、その方の症状や体質に合わせてオーダーメイドで処方するもの。
当店でご相談の多い悩みとして、更年期障害・ホットフラッシュ・めまい・メニエール病・頭痛・アトピー・冷え性・甲状腺の病気・脳卒中後遺症・不妊症・卵巣嚢腫・子宮内膜症など様々ですが、他に指定難病などの方からもご相談を多くいただいております。
どのようなお悩みに対しても、親身に対応させていただきます。
当店では、漢方相談を無料で実施しています。ご相談のみご来店でも大丈夫です。漢方は初めてでよく分からない、また処方してもらうか決めかねているという方もお気軽にご利用ください。
病院で薬を処方してもらってもなかなか良くならないという症状は、特に漢方が得意とする分野です。当店では、漢方を処方したほとんどのお客様から、症状が改善されたとのお声をいただいております。
この街で、初代・小川欽一郎が薬局を開いたのは、明治19年のこと。
全国で第二号の薬剤師免許を取得した、日本で最も古い薬局の一軒です。
現在では四代目にあたる薬剤師・小川裕好を代表として、皆様の健康にご奉仕させていただいております。
お身体の不調、たとえどのような症状でもどうぞご相談下さいますよう、心よりお待ちしております。
女性特有の症状など、どんなセンシティブなお悩みも、まずはお聞かせ下さい。
今回ご紹介致しますのは、漢方医時代の診療記録です。当オガワ薬局・小川家は、明治19年に薬舗開設致します以前は、江戸時代後期の天明年間より明治の初めまで4代約100年余にわたり江戸・本所並びに当地佐原におきまして医師として漢方医院を開業しておりました。写真はその時代、明治10年前後の診療記録の表紙であります。興味深いのは、その左側の「無謝薬控」(「薬」の字を「くさかんむり」と「楽」の字に分けて書いているのが洒落ています)です。当時は健康保険の無い時代、無謝礼、つまり無料で患者を診察、また薬を差し上げた控えであります。「診察代、薬代の代わりに、菜っ葉や大根を持って来る患者さんもあった」と、言い伝えにも聞いておりますが、その記録が帳面になるほど、当時はこういう事も少なくは無かったのでしょう。「医は仁術」の時代、それをしのぶ資料として表紙のみですがご紹介致します。(令和2.6.27記)