不妊治療｜千葉県香取市佐原の漢方薬局

今、日本は少子高齢化の波の真っただ中で、出生率も数年前までの年間100万人から昨年は80万人を下回ってしまったような状況で、政府も「異次元の少子化対策」などと政策を発表しておりますが、そのような国策を待つまでもなく、ただ「赤ちゃんが欲しい！」という気持ちは、一個人として、また一組の夫婦としての純粋な願いであり、また切実な思いです。
オガワ薬局も創業以来、数多くのお身体の悩みの相談を受けて参りました中で、不妊症、不育症、子宮内膜症、多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）その他不妊にまつわる相談にも多く関わって参りましたが、ここではその一端を申し上げ、少しでも同じお悩みを持つ方々へのご参考になればと思います。

生命の誕生というものは、本当に神秘的なもので、自然の摂理の上に成り立つものであるといえます。当店では、不妊・不育の状態を受精だけを考えた治療ではなく、自律神経の調節、気血の量の調整、冷えや水毒の改善等、子宮卵巣を本来の綺麗な状態に戻し、母体となるからだに新しい生命を宿すことのできる健康的な体質作りを目指し治療を行っています。
「受胎・妊娠はするが流産しやすい」方、一度も妊娠しないという方で子宮内膜症、チョコレート嚢胞などある場合、またなくとも腹部を拝診致しますと明確に「血毒」「水毒」が存在する場合、その他婦人科系とは別の疾患、漢方医学の観点から診て治す必要がある症・体質などが見受けられる場合等、いずれも一人一人お身体に合った漢方処方をお飲みいただくことにより、無事妊娠、出産まで至る例が非常に多いです。
特に古血淤血を去り、水毒を取り除き、新鮮な血液が循環して受精卵が着床しやすくなり流産などを防ぐことで、妊娠の確率を少しずつ高めていきます。
母体となる女性の子宮卵巣をベストコンディションに保つことは漢方治療において一番に重要なところであります。
妊娠のご報告や赤ちゃんを抱っこして来店される姿は、毎回本当に感慨深いものがあります。
不妊治療でお悩みの方に、1日でも早く赤ちゃんが授かりますことを願うとともに、皆様の治療の一助となれば幸いです。

漢方薬の服用期間は、それぞれの背景や不妊原因によっても大きく異なります。
患者さんによっては服用開始後、比較的短期間で体質が改善し懐妊するケースもある一方で、複雑な要因が多数からんでいると判断される場合は、生理の周期や体調等結果を見ながら少しずつ調整していく必要がございます。

漢方薬と西洋薬、アプローチ方法は異なりますが、目指す目標は同じです。お互いの強みを尊重し、患者様に寄り添っていきます。当薬局には大学病院出身の薬剤師も在籍しております。女性診療科で不妊治療を行っている方においても処方薬のご相談、副作用モニタリング、飲み合わせなどの観点からサポートさせて頂きますので是非ご相談下さい。

女性として生まれた以上「子を産みたい」という気持ちは理屈でもなく自然な気持ちです。
「子供は当たり前に授かると思っていたが、そうではなかった。」
そのような思いをしている方がどんなに多いことでしょう。

私も実はその一人でした。
今のような不妊治療などありません。
「私は母親にはなれないのか？」
「女性としてなにか足りないものがあるのか？」
色んな思いが頭を駆け巡りました。
すべての治療を受けました。

連日基礎体温表とのにらめっこです。
その間周りが出産ラッシュになり、どんどん焦りが増してきました。

ある日私は気づきました。
「妊娠」ということに、がんじがらめになっている自分をまず変えようと。

そして根本に戻り、まず赤ちゃんが宿る子宮の大掃除をしよう！
それは漢方薬でしかできません。
そして飲み始めて半年ほど経ったころ、頭痛・生理痛などがいつのまにか軽減しました。
そして、あれだけにらめっこしていて、なかなか2相にならなかった基礎体温が、ホルモン療法なくして安定してきました。
もうそれだけでも十分、気持ちにゆとりが持てました。
そうしているうちにまさかの妊娠。

オガワ薬局に来られるお客様に、私はいつもお話しします。
まずは「赤ちゃんが安心して育つことができるように、お母さんの体を整えて準備しましょうね」と。
オガワ薬局の漢方薬が少しでも皆様のお役に立てるようにと願うばかりです。