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冷え性・のぼせ・ほてり 処方漢方「症状により」
近年の夏の暑さは、また格別というよりもう異常でしょうか。
まだ6月というのに、すでに39.8度を記録した所もあって先が思いやられます。まして今年は電力不足による節電で、もう大変です。ところで涼をとる方法といえば、冷房にせよ扇風機にせよ外から体を冷やす方法ですね。では体の中から、といえばアイスクリームやかき氷でしょうか。でも効果は一時的。水分を取り過ぎると逆に汗はかくは、お腹はこわすは・・・。
そこで意外に知られておりませんが漢方薬に目を向けてみましょう。漢方薬には冷え性などの人を中から暖める処方があると同時に、ほてりや発熱で体がチリチリに熱い人を“冷やす”処方があるのです。事実、昔の漢方医はこれらの処方を、今で言う熱中症などに応用しておりますし、現代におきましても既に効果は実証済みで、服用すると体にこもった熱気がスーッと引いていく感じがします。それはそれは気持ちよいことこの上ありません。
相談の上調合致しますので、ご連絡お待ちしております。
冷え性
この症状は、圧倒的に女性に多いです。 冷房の影響もありますが、夏でも靴下を重ねてはいたり、ホッカイロを離さない人もいます。 医学的にはいろいろ原因も論じられているので、そちらを参照して頂くとして、伝統的な漢方の考え方からも原因はさまざまと思います。 原因は主に、
その人の体質が虚弱で血液の循環も力が無い場合
体の、どこかに水毒(余分な水分の停滞)が有って、それが原因で冷える場合
体の、どこかに血毒(古い血液の滞り、漢方用語では「古血」=ふるち、「瘀血」、「淤血」=おけつ、と言う)が有って、それが原因で血流が妨げられ、冷える場合
処方
原因が虚弱の場合は、そのタイプにより元気を増すことが期待できる漢方処方を、水毒・血毒の場合はそれらを体外に排出したり、散らしたりすることが期待できる漢方処方を、お選びします。
ただ、虚弱のタイプを見たり、水毒血毒の場合はその位置(水毒ならば胸郭部にあるのか、上腹部か下腹部にあるのか、または四肢にあるのか、血毒ならば右下腹部にあるのか左下腹部にあるのか)など、またそれはどの程度のものなのか、知らねばなりません。
処方について
冷え性に関しては、他の症例と違い「漢方処方はこれです」と、ここで挙げるわけにもいかず、これは是非、じかにお会いして漢方的な「証」(病症、体質)を拝見しなければなりません。
先ずは、ご連絡下さい。